2015/08/14 猛暑でエネルギー需要拡大 電力スポット上昇

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新電力ニュース

【新電力ニュース】2015/08/14 猛暑でエネルギー需要拡大 電力スポット上昇
日本各地で厳しい猛暑が続き、エネルギー需要を押し上げている。エアコンの利用が増え、全国の8月1~10日の電力消費量は前年同期比で7%多い。需要の拡大を受け、電力スポット価格も上昇に転じている。ガソリンの消費も伸びる。今夏は世界的にも記録的な暑さとなり、エネルギー相場の変動要因となっている。

 全国の電力需給を管理する電力広域的運営推進機関によると、8月10日までに最大電力の需要が1億6000万キロワットを超える日が半分の5日に達した。昨年の夏はゼロだった。

 電力の消費量が増え、電力のスポット市場では価格の上押し圧力が強まる。日本卸電力取引所(東京・港)の取引価格(24時間平均)は、7日に1キロワット時あたり16円まで上昇した。不需要期の5月上旬に比べ、8割高い水準だ。

 特に東日本では40円台を超える日も目立つ。液化天然ガス(LNG)を燃料とする川崎火力発電所(川崎市)でトラブルがあり、出力50万キロワット1基の運転を7月末に停止した。関東圏では需要期に余剰電力の売りが絞られ、「新規参入事業者(新電力)などは高値での調達を余儀なくされている」(リム情報開発)という。

 ガソリンの国内需要も拡大している。石油連盟によると、7月5日~8月1日の直近4週間のガソリン出荷量は、413万9969キロリットルと前年同期に比べて2.3%多い。

 猛暑により自動車のエアコン利用が増え、ガソリンを消費しやすい。夏場の行楽シーズンとも重なり、需要が伸びやすい。ガソリンスタンドからは「満タンで入れるなどなど、1回の給油量が増えてきている」(東京・江東のスタンド)との声が出ている。原油安がガソリン価格を押し下げていることも、消費を刺激している。

 米国でも猛暑が続き、8月中旬以降の気温も例年を上回るとの予報が多い。火力発電所での天然ガスの需要拡大が意識され、在庫の伸び率も鈍っている。米天然ガス指標のヘンリーハブは10日に100万BTU(英国熱量単位)あたり2.85ドルまで上昇し、7月末から6%上昇した。